EVERYTHING IS

想起特訓。忘れかけたことを思い出すのだ。

2017-01-01から1年間の記事一覧

よくわからないもの

何かを書いていると自分でも思いもしなかったことが書かれていく場合がある。これは誰かとしゃべっている場合も同じで、自分がそんなものを持っているとは知らなかったのに、内側から創造されるようにでてきたものだ。 自分が表現されるその瞬間高揚感と喜び…

考えるな、書け。を実践するとともかく指を動かすしかなくなる。なんでもかんでも考える前に指が動く。となると、指先がとてもなめらかに動く文字列しか打たないんじゃないのかとも動くが、すっとこどっこい。ちゃんとよくわからないものをうち続ける。あー…

意味を考えると書けなくなる。意味の連続性を意識すると、陳腐になる。終わりだ。終わらせるために書いている、終わりが見えない。始まりがわからないからだ。何を書いているのかわからない。わからないから楽しい。わかっていたら楽しくない。 いつも反発の…

ただ過ぎ去る

余った時間を全く使えないことに憤りを覚えている。やろうとしていることに興味が出ない、やる気がない。ならば、そもそもやりたいことではないのだろう。やりたいことに優先順位をつけていき本当のものを探そうとしても、探している途中に入れ替わっていく…

祖父が去った

祖父が死んでしまった。肉親の死は初めてだった。てっきり、危篤状態の祖父の元に駆けつけて、心電図がピーと鳴り「ご臨終です」と言われるものだと思っていた。家に帰ると姉が亡くなったよと軽く告げた。 衝撃を受ける間もなく、そうかと受け入れた。 死ぬ…

感触

なにかを掴んだ気がする。その瞬間はなんでもできそうな気がする。もう大丈夫だ、という万能感に包まれ安心して過ごす。するとその掴んだ感触が失われていく。震えるほどの感動が薄れていくように、だ。 手応えを掴み取る。 文章を書くときはいつも書けると…

文章

つまらない文章でも後で読み返すと悪くない場合がある。だから、つまらないと思っても書けばいいし、つまらなかったらまた書き直せばいい。つまらないと明確にわかるならどこがつまらないかがわかるということだから、どう直せばいいかもわかるはずだ。よく…

観察

思い込んでいることがだいたい自分を既定していて、そこに縛られてどこにもいけない。なら、何を思い込んでいるのだろう、と考えてみるとよくわからない。自分を解体するためには、自分一人では答えが出ない。どうしても自分が考える自分になりそこから逃れ…

無意識

同じ言葉を使わないようにしたい。観察しながら見ている。誰かを見ている。君を見ている。君が見ている。見られているし、見ている。君は見られていることを知っている。知っているから笑っている。知っているから見せつける。君はとても楽しそうにキスをし…

皮肉

「駄目なんだ……と不意に思って、それからもう駄目だった。一度囚われてしまったらもう出てくることはできない。私がいかに駄目なのか、周りをどれだけ不幸にしているのか……。灰色の雨が降ってくる。とぷんと絶望の海の中に全身を浸して漂っているような……そ…

穴埋め問題

知らない旅館の中にいる。仄暗くどこにいるのかもわからず、窓から差し込む月明かりだけを頼りに進む。気づくと外に出ていて夜の坂道を登っている。上り坂は気づくと下り坂に変わっていて、下った先に変わった露天が立ち並ぶ。川沿いに並ぶ露店には中性的な…

感情教育

いつもいつも思うことがある。全能感、高揚感、情熱、美しさ、すべてが美しく見えたあの瞬間がどうすればやってくるのだろうか。感情が摩耗していく。自分の感情さえよくわからなくなって、鈍感になっていく。ひどい言葉を言われても傷つかないし、何も感じ…

BABY DRIVER

リズムが大事だってことを伝えてくれる。そう、リズムだ。わかっていたんだ、きっと。忘れていただけでさ、きっと、リズムを無視している文章は大嫌いだし、大事だぜ。ドンって近くにあった机を叩くと、誕生日ケーキに近づいた猫が散っていく。するりと見え…

思考の元ネタ

思考に至る過程を考えていくと、自分がどう思考しているかがわかる。 普段自分の思考がどう生まれるかに無頓着だから、アイデアを生み出す再現性が低いいと思った。いつ書けていて、いつ書けないのかが明確になれば文章が書けなくなる理由がわかるはずだ。 …

リハビリ 毎日1000字

文章をあまりに書いていないと書けなくなる。事実を書いて、それに対する自分の考えや妄想を書けばいいんじゃないのか。見た情景を書いて、それについて感じたことを書けばいいんじゃないか。実際に見たものと、実際に見ていないもの。エピソードとはいった…

記憶

「貴方は見た物すべてを記憶できると思っていますか?」「かすかでも、断片的で一瞬だけしっかり見た物でも、実は脳みそのどこかにあって、私が知らない知識のようなものが出てくる時、自分が覚えていないものが無意識的に組み合わさって出てくるのだと思い…

アウトプット

「外に出すためには内側に何かが無いといけないが、外に出してみないと内側に何があるかわからない」「そんなこと考えたって意味ないです、回りくどい」「考える行為それ自体がアウトプットだといえます。思考は自分によるものであり、外部的に操作されて、…

なんなんだよ

情報爆発の時代なのだ。それが今の世の中なのである。であるかして、情報が頭にポンポン放り込まれるので非常に困っているし頭が痛い。まとまる物もまとまらなくなり、元々大量に情報を集めたところで、その情報の真偽判定に時間がかかり、情報を選り分ける…

小説

小説を書く意味って何? 伝えたいとか、そういうのだろうか。「初期衝動を忘れてしまった行動はしびとのようだ」 始まりはパレードだった。ラッパの音が鳴り行進が始まると空から花びらが舞い落ちてくる。そこは喜びで溢れていた。 自分の中から消えてしまっ…

舞城王太郎の記憶

俺が好きな作家と言ったら舞城王太郎で一番初めに出会ったのは高校二年ぐらいの時、野球部の少し大きめの坊主が『阿修羅ガール』を読んでておもしれぇ、これ! と仲間たちと騒いでいた。学級文庫的な教室の後ろのBOXの中にソフトカバーの『阿修羅ガール』…

想起訓練

忘れかけた頃に思い出すと長期記憶に定着するらしい。 なので、思い出そうと思う。 アニメや映画、マンガ、小説や本、体験や記憶。

モーニング!

朝目覚めると夢の記憶を忘れていく。毛玉の糸をたぐり寄せるように追いかけてみる。断片的に浮かび上がってくるものがある。仕事中、何か新しい商品を開発したらしい人がいた。その人の商品を試させてもらう。部屋の隅に梯子があって、登った先にあるらしい…