断片的なものを繋げる意志
くすんだ桃色のソファーと薄ピンク色のリノリウムの床がやけに気になった病院。パステルカラーが僕らを優しく殺してくれる。
植木鉢からはみ出た緑色のすすき。
動物の習性を持った女。
言い訳と嘘を繰り返すのはそれが最も楽ななぐさめで最も楽な偽の自己肯定だから。自分の心が下した本当を飲み込めばそこで思考停止できるから。
意味もなく待っていた。
踏切を通る電車はなく、ただ静けさだけがあった。
意味もなく空を仰いだ。真夏の太陽がそこにいた。
意味があるのだと思えた。
5月15日 USJに行った。
世界は夜毎、意味相を無くし、くだけちるものだが、
その破片が現実であったり、夢であったりする。
とまどいがすべて壊滅するような夜のドアがあれば。
君の後ろにはネジ巻きが付いていて、きみを救うには
巻いてやらないと毒素が出る。
乗らなきゃいけない電車に乗り遅れた私は
なにも知らずにまだ探してる。
というわけでとまとめる君がたまにうざい。
優しさの残りが君の愛情だった。
パーカーを真逆に着て風より速く走る自転車。