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考えるな、書け。を実践するとともかく指を動かすしかなくなる。なんでもかんでも考える前に指が動く。となると、指先がとてもなめらかに動く文字列しか打たないんじゃないのかとも動くが、すっとこどっこい。ちゃんとよくわからないものをうち続ける。あー、わからんわからん。希望の国へ行きましょう。ヘイヘイ、そういうのがうちの商売成り立たなくさせるってのがなんでわかんないのかな、あんたわ。
「うぎゃー」
身体を真っ二つに切られた男を目撃した。マスクを被ったチェーンソー男がギャリーンと殺ってしまった。内蔵がどろどろとこぼれてくる。
「んぎゃー、あなたー」
奥さんらしき人が内蔵を元に戻そうと頑張っている。がんばれ。
僕はこういうホラー的なスプラッターとか全く興味無いのになんでこんな場面に遭遇するはめに落ちいるんだろう。
ところで僕は彼女を待っている。デートの約束をしていたことを思い出した。今この瞬間にすべてが創造された気もするが。
「おまたせ」
お待たせしました。